神無月●江ノ島道 [歩く]
今月14日予定の大山道につづいて、来月に予定しているシニア・ウォーキングの下見で江ノ島道を歩いた(10/2)。
この道のポイントは、杉山検校(慶長15年 1610- 元禄7年 1694)が建てたという「江の島弁才天道標」である。
元禄期に杉山検校が、その弁財天の霊験によって鍼術の妙技を授かったことから、江の島から半径1里以内の岐路に寄進している。元は48基あったというが、現在は12基残されている。
3面に「一切衆生」「ゑのしま道」「二世安楽」と刻まれている。
ただ、ひとつの道標だけには、前面に「西行もどり松」と刻まれている(本来は裏面で、本蓮寺から移されたときに前向きに置かれたとか(下の写真)。昔西行法師が東国に下った際、この松の枝ぶりの見事さに都恋しくなり、思わず見返って枝を西にねじったと伝えられているが、いまは何代目かの松。この前の八百屋で、今年初の紅玉を求めた。今年2度目の入荷ものだった。
コメント 0