SSブログ

サイレントシネマ×パイプオルガン [観る]

サイレントシネマs.jpg
想外の素晴らしい体験をすることができた。
サイレント映画を、弁士でなく、パイプオルガンをバックに上映するという催し「サイレントシネマ×パイプオルガン~無声映画のためのオルガン演奏つき上映会~」だ。
「肉体と悪魔(1927)」(主演:ジョン・ギルバート、グレタ・ガルボ、93分)と「大学は出たけれど(1929)」(主演:高田実、田中絹代、16分)の2本立てだったが、当夜の主役は、パイプ・オルガン“ルーシー”を弾きまわしたピーター・クラジンスキーだった。

最初の「大学は出たけれど」では日本の歌曲をとりこんだBGMといった感じで観・聴きしていたが、「肉体と悪魔」では93分という時間を忘れさせる“語り”を演じてくれたのであった。
初めの兵営での起床ラッパは画面のなかから鳴り響いたものと勘違いしたくらい。パイプオルガンの能力を十二分に活かしきった大熱演で、すっかり画面に取り込まれた。
最後、ガルボが凍った湖の面を踏みやぶって水没するとき、どんな音だったか思い出せないが、スクリーンの裏では、手八丁足八丁だっただろう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。