夕焼けと大山 [観る]
今年の気象は異常で、こんな夕焼けを見るのは記憶にない。お馴染みの大山もしっかり姿を現わせていた。明日の予報は雨模様だが、さてどうなるか。
3本の電線が邪魔のようで、いや、かえってアクセントになっているような・・・。
新江ノ島水族館・クラゲ [観る]
江ノ島水族館の近くは折にふれて通っているが、訪れた記憶があまりない。まして、“新”は初めてのこと。
噂にきく大型水槽の魚たち、エイの泳ぎやイワシの銀鱗もさることながら、クラゲの絵を撮りたかった。
が、失敗!
1眼デジカメはむずかしかった。かえって、コンパクトデジカメ、携帯のカメラのほうは良かったりした。
動く相手、使えないフラッシュ・・・などなど、勉強しなければならない。
松籟庵の梅 [観る]
茅ヶ崎市には、この時季、2つの花処がある。いまは高砂緑地の一角にある「松籟庵(しょうらいあん)」である。高砂緑地は、かつては"オッペケペー節”で知られる明治の俳優、川上音二郎が愛妾の貞奴と暮らした別荘があったとこで、そのあとは日本化薬の原安三郎別荘が建ち現在は市の公園になっている。
「松籟庵は日本庭園にある前庭つき茶室・書院で、茅ヶ崎市在住の岩田孝八氏(元長崎屋・会長)の母親が亡くなられたときに、長い間茅ヶ崎市にお世話になったお礼として、末永く茅ヶ崎に残る有形物にと1億円の寄付を受けたことにより建設し、平成3年の文化の日に開園した」と、市のHPに書かれている。
もちろん、梅の花は、隣の中央公園でも咲いているが、やはり"高砂緑地、松籟庵”となってしまう。今月中旬には梅まつりが開かれる。これが終わると、もう1つの花、氷室椿庭園が見ものだ。
そして、桜の花見へとつづいてゆくことになる。
サイレントシネマ×パイプオルガン [観る]
予想外の素晴らしい体験をすることができた。
サイレント映画を、弁士でなく、パイプオルガンをバックに上映するという催し「サイレントシネマ×パイプオルガン~無声映画のためのオルガン演奏つき上映会~」だ。
「肉体と悪魔(1927)」(主演:ジョン・ギルバート、グレタ・ガルボ、93分)と「大学は出たけれど(1929)」(主演:高田実、田中絹代、16分)の2本立てだったが、当夜の主役は、パイプ・オルガン“ルーシー”を弾きまわしたピーター・クラジンスキーだった。
最初の「大学は出たけれど」では日本の歌曲をとりこんだBGMといった感じで観・聴きしていたが、「肉体と悪魔」では93分という時間を忘れさせる“語り”を演じてくれたのであった。
初めの兵営での起床ラッパは画面のなかから鳴り響いたものと勘違いしたくらい。パイプオルガンの能力を十二分に活かしきった大熱演で、すっかり画面に取り込まれた。
最後、ガルボが凍った湖の面を踏みやぶって水没するとき、どんな音だったか思い出せないが、スクリーンの裏では、手八丁足八丁だっただろう。
弥生●三井寺展 [観る]
三井寺とか園城寺の名前は知っていても、円珍・智証大師のことはほとんど知らないかった。母親が弘法大師の姪だそうで、入唐求法の旅の後、三井寺(のち、延暦寺の別院になる)を統べるが、没後100年、兄弟子・円仁派との門徒争いで、円珍派は比叡山から下山し、山門派と寺門派ということになったという。
以前から三井寺を訪れてみたいと思っていたが、その前に秘仏を目にすることができたが、機会があったら、三井寺逍遥をしてみたいものだ。