レンゲ畑の思い出 [・・・・・]
家の周りには大型スーパーが3店あるが、月に1,2回は神奈川生協に出かける。ルートは行きと帰りが違って、帰りは裏道を通る。これまでは、タイミングが悪かったのか、気付かなかったれんげ畑に出会った。住宅街にわずかに残された畑地である。
と、唐突に思い出した鶴瀬のれんげ畑――
35年ほど前まで、東上線沿線に住んでいたが、編集者生活にかまけて、子どもたちをどこへ連れていくでもなかった。今日の、子連れ海外旅行を見るにつけ、“時代が違う”とはいえ、よくそれで済んでいたものだ。子どもたちも、結構、隣り近所の友達と遊んでいた。
一度だけ(?)、町外れの南畑(なんばた)というとろのれんげ畑に連れていったことがある、ことだけは記憶にある。「あなたは、それ1回だけ」と家内に指弾されるが、ゲラと同居しているような生活だった40年近く前の話だ。
これからも、レンゲ畑を見るといつも思い出すか、それともボケて忘却の彼方か、いやいやそんななかでもレンゲ畑だけは記憶の残滓であり続けるか、酸っぱい楽しみではある。
車もなく、何十分も歩いて行ったレンゲ畑!懐かしいね。り
by NO NAME (2010-05-20 00:19)